地域医療(在宅)にかける想い

大阪の下町、玉出の地にも少子高齢化の波は押し寄せています。
通院もままならない環境にいるお年寄りに医師として手を差し伸べ続ける美濃医院長に、その想いをお聞きしました。

美濃医院長のプロフィール

第二回
しっかりと話しができる医者であること

私がまだ若かった頃、外来の患者さんのお話を十分聞いてあげられなかったことがありました。
どんどん患者さんが来て下さる忙しさに、話を聞く時間を削って対応するしか方法がなく、病気を見逃して後悔することもありました。でもやっぱり聞かないと病気って見えてこない、ひとりひとりに違う訴えや症状があるから、その話を聞いてあげたかったんです。
患者さんの中にはドクターショッピング(※1)をされてきた方もおられます。「色んな病院に行ったけど、しっくり来なかったんや」と。
心を開いて下さると、こちらも良かったなという想いでいっぱいになります。患者さんは十人十色。とにかく話を聞ける医者、患者さん側に寄り添える医者を目指したいと思っています。

※1 ドクターショッピングとは、一つ目の病院の診察に満足をせず、理想の医療を求めて何軒も病院をまわること。

しっかりと話しができる医者であること 写真

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